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2011年8月

2011年8月 7日 (日)

自転車購入して不快感

自転車を近所の某メーカー系列の個人経営自転車店で買った。国産の某メーカーの製品だ。注文してメーカーから自転車店に届くまでに3日、組みあがるのに半日と言った日程で待たされた。

価格は4万円ほどで、メーカーのカタログ価格のまま一切値引きは無い。
注文時に自分の身長、体重を申告したが、自転車屋が言うには、その体重なら「もっと値段の高い自転車を薦める」とのことであったが、そのようなカネを使うつもりは最初から無いのでそれ以上の機種を選ばなかった。また、自転車屋のオヤジが言うにはホームセンターで売っている中国製の安い自転車には安いなりの品質の悪さがあると言うのだ。ネット上に出ている例を見れば確かに説得力のある話ではあった。オヤジの言うことは確かに事実なのだろう。

今日受け取った自転車を見ると、ギヤや変速機構、べダルといった力の加わる重要なパーツには日本の自転車パーツメーカーの「シマノ」のパーツを沢山使ってある。その意味で1万円でホームセンターで買える自転車とは別モノであることは理解できる。
しかしフレームには「MADE IN CHINA」のシールが張ってあり、中国国内でフレームを作らせて、国産ブランドとして日本国内で売っていると言うことなのだろうが、国産のブランド名で売りながらフレームには「MADE IN CHINA」のシールを張るのは今時の常識なのだろうか。自分としては国産品を買ったとの思いが「騙された」との不快感がある。

また、車両受け取り時には引き渡しにおける説明・注意の説明を販売店側から受けたことについて署名まで求められた。自転車屋に言わせれば「メーカーが署名を求めている」とのことであった。そのような署名を求めるメーカーの意図の裏にあるのは、要するにPL法による訴訟沙汰を恐れ、メーカーとしての立場を保全しようとするために消費者から言質を取ろうとの意図なのだろう。
その意図はわからないでは無いが、一銭の値引きもしない上に、客側が個人情報を提供することに対するメーカー側として個人情報取り扱いに関する宣誓と言った当然のことがらを省略した上に、自分達メーカーの立場だけを保全する目的だけを達成していることにいささか不快感を感じるのだ。

自転車という商品ほど理解しづらい商品は他にはそれほどあるまい。価格は数千円から数十万円まで実に100倍近い価格の差があるのだ。電動アシスト自転車は別として、一般の自転車には機能的な違いは素人には付きづらい。素材の強度や軽さといったことは実際に走ってみて使って見なければ体感すらできないのに、試乗と言った販売方法など聞いたこともないのだ。また、自転車店で値引きを一切行わずメーカーの言い値で売るからにはその販売店の技量を信頼すると言うための値段でもあるのだが、販売店の技量に客側が価値を見出すことが困難なのだ。

そう考えると、少なくとも3万円を超えるようなホームセンターで扱うような安物でない品であれば試乗をさせ、客に納得して買ってもらえるような努力が自転車販売には必要ではないのだろうか。ましてや、10万円を超えるような高額な自転車ならば試乗はセットでなければなるまい。また、販売店側も客に値引きしないで売ることに対する納得が得られるような努力が必要だろう。その努力とは、注文してから3日待たせるのではなく1日で仕上げるといったことであったり、パンクしても半年以内ならチューブ毎ただで交換しますと言う約束だったりはしないだろうか。今の自転車販売店の売り方は数十年前のビジネスモデルであり、現代には全く機能していないと思う。いろいろな仕組みが顧客本位ではなくメーカーの意識を顧客に押し付けているとしか思えないのだ。

品物を買って楽しい気持になると言うよりも、不快感があると言うのは、自転車という商品が特殊な商品だからなのだろうか。いや、私には自転車がそれほど特殊な商品とは思えないのだ。

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