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2011年5月14日 (土)

バイク用オーディオミキサーの試作(3)

Bikeaudiomixver15d_2

オルターネーター、スパークのノイズ対策ができた。回路図を改定し上記の通りVer1.5dとした。対策はDC12Vラインのノイズフィルタ部のC31の容量を10μFから1000μFに変更し、さらにL1を用いたL型フィルタをπ型とするためにC39、C40を追加したものだ。
対策前は、 アクセル開度、エンジン回転に応じて耳が痛くなるほどの強いパルス状ノイズを感じたが、対策後は全くそれが無い。方向指示器が点滅するとわずかにノイズが感じられるが、注意して聞けばわかる程度だ。

π型のフィルタで効果があったということは、今回のノイズの正体がいわゆる「ノーマルモード」であって、「コモンモード」では無かったものだと技術的には理解している。今後は、トランシーバーに供給するDC12V電源についても、フェライトバーの巻きつけ対策に加えて同様のπ型フィルタ挿入を行う考えだ。ただし、その電流容量2A程度に耐えうるRFCを探すのがキーになりそうだ。

QUEEN、尾崎豊といった手元にあるロック曲を聴きながら走るには全く支障は無い。試しに、ベートーベンの交響曲第7番を聞きながら走ると、昔聞いたアナログLPレコードの音質レベルとほぼ同じだと感じる。相変わらず無音時のヒスノイズは少し気になるが、アナログのテープを聴いていた耳にはむしろ懐かしささえ感じる音となった。ロックを聴きながらバイクを走らすのは、ボリュームを落とさないと危険だが、既に音楽無しでバイクを走らすこれまでの感覚に違和感すら感じるようになった。

今回の試作でノイズ対策が一応成功したので、今後への新たな展開が見えてきたが、いま少し試作結果を長時間評価した上で改善してプリント基板設計・試作まで入ってみたい。あまりテーマを大きくし過ぎず楽しむのがアマチュア無線家の楽しみと思うのだ。

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コメント

古い記事に失礼します。

オーディオミキサーに関して調べていて貴方のブログに流れ着きました。
私もバイクを乗っていて、ナビ、音楽プレイヤー、タブレットの音声をミキシングしようと検討していますので大変参考になりました。
秋月電子のちょっとしたキットが組める程度しか技術を持ち合わせていない為
ゼロから回路を起こし、問題に対処できるNAOさんが羨ましく思います。

その後の改良等ありましたら是非ともお伺いしたいのですが、まだ試作段階でしょうか?
また、お手数でなければ実際のミキサーの画像等拝見出来ればと思うのですがお願いできますでしょうかm(_ _)m

投稿: Mack | 2014年4月 5日 (土) 00時11分

この回路は、試作とは言えど実装かつバイクにて実走して確認したものなので7〜8割程度の完成形と考えており、現状これ以上の発展形は考えていません。また以前に写真を撮って、アップしてあったのですが、操作ミスで消えてしまったようで、これ以上の情報発信は考えておりません。

また、写真を望まれているようですが、この程度の回路について実装(部品配置や配線方法、防水方法)を示しても大した意味は無いと考えます。また、この程度の回路図で実装方法を考えつかないようであれば、実験はお止めになったほうが良いと思います。

現代の実用的なバイク用電装品はBlueToothによるデジタル無線通信を使うのがもはや常識でしょう。またそれらは相当に相応のシステム化された知識が必須で、素人が扱うには実験を含めて相当な研究が必要で、メーカー品には及ぶべくもありません。

「安く作りたい」といった意味で簡単なアナログ回路を組むのは有りですが、実用に耐える品物を自力で作るには相当の忍耐、時間、資金が必要ですので、素直にメーカー品を買ってご使用されるのをお勧めします。

私が行っているのは単なるお遊びとお考えください。

投稿: NAO | 2014年4月 6日 (日) 15時03分

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