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2009年1月

2009年1月30日 (金)

麻生総理の施政方針演説のカッコ悪さよ

麻生総理が老眼の目線で手元の紙を見ながら原稿を御経のように読み下す施政方針演説にはガッカリでカッコ悪さだけを感じる。

 それにひきかえ米国オバマ大統領の就任演説のカッコ良さよ。その違いは、プロンプターを使っているか否かなのだが、どうやら日本の政治家は聴衆に語りかける際の目線や表情などを国民が言葉以上に評価していることに気が付いていないらしい。

失言、読み間違いを度々おこなう麻生総理としては慎重を期したのだろうが、まるで御経を読んでいるかの様では聴衆は満足できない。政治家は役人とは役割が違い、人を動かすのが仕事だ。正確な答弁を求められる役人とはおのずと違う政治家だけの演説の方法論があるだろう。言葉や言動、行動で人を動かすのが政治家の役目のはずだ。原稿を読んで人の気持ちが動かせるならば、役人だけで良く、政治家など不要ではないか。

プロンプターに30ポイントほどのデッカイ字の原稿を映し、ついでにルビを振って読み間違えないようにしたらどうだろうか。シティホテルのバーに行って酒を飲むカネを使うよりも、自分専用のプロンプターを買い、使いこなすのがよほど日本のためになるでしょう。

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2009年1月10日 (土)

2009年の政治変革を期待する

100年に一度の経済危機と言いながら国会は十分に緊急対策、将来を見据えた対策を十分な早さと規模で行っているとは言い難い。もっとも63年前には日本は大戦に無条件降伏し、現在以上の未曾有の危機だった訳で「100年に一度の」と言った形容は当時の敗戦の焼け野原に比べれば実に実感の薄い表現ではあるが。

国民の選挙による政権選択が今日国会に十分に反映されているとは言い難い状況である。民意が長らく国会に反映されてこなかったため、与党の政策に正当性が感じられず、頭で考えただけの政策になり下がっている。与党の政治家は小泉政治による獲得議席にしがみ付き、小泉氏の遺産で食いつないでいる状態とでも言えようか。

広く国民にカネを配ると与党が言ういわゆる定額給付金は選挙を目当てとした人気取りとしか感じられない。与党による合法的な選挙違反とでも言えるのではないか。おおかたの有権者は定額給付金をもらうことは有難いと思うものの、「100年に一度の経済危機」と称する危機に対する対策として薄く広く行われる定額給付金に大きな意味を感じられないのだ。一方で将来は増税を行いますと言いつつ、「今は定額給付金を出します。」では、イザ定額給付金が支給されても大方貯金に回るだけで、消費に向かうことはあるまい。
政府は日本人の貯蓄好きを知らぬでもあるまいに。結局のところおおかたの国民は政府などあてにはしていないのだ。だから、金をやるから使えなどど指図されても踊らないのだ。民間では不景気にあっては「選択と集中」を行うのが当然と考えるのだが、定額給付金以外でもっと喫緊の危機を乗り切るための集中的な対策を行い得ないのだろうか。

汚染米の流通を許して何ら恥じることの無い農水省幹部、食品偽装問題に有効な対策を打てない政府、毒ギョウザ問題で力を発揮しなかった外交、遅遅として進まない地方分権、....何ともこの国の政治に感じるのはカネばかりかかり十分に機能しない非効率な大きな政府組織と言ったバカバカしさだ。

なぜ役人は職務上の不作為を原因とした被害や職務怠慢を理由に十分に罰せられることが無いのか。なぜ役人は前年や前例をベースにして単年度でしか物を考えられず、未来にビジョンが無く自分の組織だけを見た内向きの行動しかしないのか。なぜ役人は効率的な予算執行、節約を行い予算を余らせた者や部署を高く評価できないのか、民間では当たり前なのに。なぜ役人は退職後にも仕事を斡旋されて何度も退職金をもらういわゆるワタリが許されるのか。なぜ役人は自分の採用された部署だけの省益や組織の利益を考えるのか。なぜ役人は国会の承認を得たとは言えないカネに対する使用権限を持っているのか。国会はなぜ役人のカネ使いを十分に制御できないのか。なぜ未だに中央官庁は地方に対して財源と権限を移行できないのか。

政治家はなぜ役人にアメとムチを与えて役人を使いこなす度量が無く逆に役人に使われているのか。政治家が役人を使うには、実際に出世させたり、役所の利益を考える必要の無い強力な動機づけを与える以外に方法は無いのだ。国民自身が長い間役人を甘やかし、崇めて、面倒なことは「お上」に任せるとして十分に将来を考えて行動できる政治家、役人を育てて来なかった。
今日の日本の官僚はかつての高度成長時代の官僚に比べれば実に無能な前例主義者ではないか。無能でビジョンが無く責任を取らない官僚と、利権にだけ敏感な政治家が、その場その年限りの判断で地方に巨大な公共施設や港湾、空港など不採算の箱物、道路を作り、打ち捨てられてしまった。これは今日の日本国家予算が赤字なのと無縁ではあるまい。

今年は総選挙が必ず実施されるのだから、十分に国民の間に議論を巻き起こして十分な信頼を得た強力な政治体制が作られて安定した強力な改革を行う政府が誕生し、山積する難問をなぎ倒すように解決して欲しいものだ。

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