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2008年11月

2008年11月17日 (月)

NHKよ不況の今こそ政府批判を強めよ

トヨタ自動車の奥田相談役がテレビ局の厚労省批判報道に対して報復の発言をした。トヨタがテレビスポンサーを引く(手を引くの意味だな、あきらかに)との発言だ。「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」での発言とのことで、政府・行政側に立ってものを考えている様に十分取れる。事実上のテレビ局に対する圧力かとも思う。大広告主のトヨタに対してテレビ局は頭が上がらないと言う構図が現実である以上、それを踏まえた上での極めて不適切な物の言い方だろう。なぜならトヨタ自動車の広告活動と厚労省行政には何の関連も見いだせないからだ。
 日本経済の何パーセントかを支えているトヨタ自動車の経営者の言い分は一目置く価値はあるのだろうが、冗談と思うにしては実に手が込んでいるし、さりとて本気と思うにしてもトヨタ自動車の広告活動と厚労省行政を結びつけるには実に無理がある。まあ、大人の物言いとしては感情的で、感情でカミ付く報道に対して感情で応酬したと言う喧嘩を売る態度かと考える。以外に喧嘩好きなのでしょうかね.....

企業の広告費によって重要な利益を得ている民間放送は、こんな時代にあって広告主からの、今回のような圧力により言うべき政府批判も正しく行い得ないのではないか。そのような批判がやり難いのは新聞とて同じのはずだ。新聞は広告主に対する批判記事を書けまい。新聞を何か高級な報道機関と捉える向きが多いが、事実上の提灯記事や、製品宣伝としか思えぬ記事を見るにつけ、新聞報道の公平さにかなり疑問を持つ。

その点でNHKには民放では実現し得ない正義の報道、政府批判の報道、問題企業を批判すること、世論を形作る十分な情報を提供すること....と言った責任がある。
NHKは不況の今こそ民衆の声を正しく政府の政策に反映するために、正しく政府批判を行って欲しいものだ。

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2008年11月15日 (土)

田母神前航空幕僚長問題について

日本の主要な政治家や知識人の歴史認識は現在の価値観、現在の尺度、現在の国際関係を基準として考えられているのではないか。だが、それでは間違いの認識をすることになるだろう。田母神前航空幕僚長の論文に全面的に賛成できる訳では無いが、そのような感慨を持つ。

戦前は軍事力で他国を脅し政治に介入して傀儡(かいらい)政権を作り支配側にとって有利な条約を結ばせて、国際的にはいちおうの形を整えて植民地化することが、普通に行われていた。田母神氏の言い分は、そんな条約をもって侵略では無かったと言うように読める。当然のことながら、そんな条約を結ばせるにあたっては十分な圧力をかけた上のことであった訳だ。そんな条約の存在はたしかに論理的には侵略では無いが、政治的・人道的には侵略に違いない。だだ当時の主要な列強国は皆、今で言う帝国主義、拡張主義だった訳で日本だけがそのようは侵略と言われる行為を非難される言われはあるまい。
日本はただ単にフランスやイギリスの真似をしたに過ぎないのだから。

日本は常にロシアなどから圧力を受け続けてきたのだが、明治以来負けなしで、ついにロシアにさえ日本海で勝った。日本はぎりぎり一杯の国力でせい一杯の背伸びを明治以来続け、「一等国」を目指して生きてきた。世界的に帝国主義、一国繁栄の利己主義がはびこる中で、日本は必死で生きるしか生き残る手段が無かったと思う。そんな時代に必死で戦ったことそのものを侵略と言う言葉だけでことさらに日本だけを非難するような論調には当時の常識を考えれば、現代の日本人と言えども賛成は出来かねる。

日本に限らず戦前の列強国は皆、大なり小なり侵略を行ったのだ。ただ、最終的には日本は連合国側に負けて無条件降伏をするに至った点だけが、列強国と日本の違いなのだ。それ故に、田母神氏論文は負け犬の遠吠えにしか聞こえぬ。「侵略はぬれぎぬ」との言い分はあまりにも言い過ぎだ。それを言うのであれば、日本は戦勝国になっていなければなるまい。世の中は、喧嘩や戦争に勝った者が負けた者を裁くのが常識なのだから。

日本が戦後、国際社会に復帰できたのは、かつての戦闘で日本兵が力一杯闘って、そのことにより皮肉ながら実力を認められたからだ。これは日本が再武装するようなことがあれば、何をしでかすか分からないと言う意味を含んでいる。

残念だが、日本は戦後のある時期から政治的には去勢されてしまったと言わざるを得ない。いわゆる「村山談話」はかつての行為を現代の尺度ですべて解釈した結果をそのまま言葉にしている。そのため、当時の常識を無視した誤ったメッセージを現代の世界世論に発信している。かつて侵略行為を行ったのは日本だけでは無かったのだという事が全く忘れ去られているのだ。

列強国も侵略行為をしたのだと、非難することは世界的には十分通用する論理であるはずだが、日本人の奥ゆかしい美意識から言えば恥ずべき行為と映る。一部の国や民族を日本が列強国の侵略から解放したとの、解放者の側面も無いでは無い。だが、日本は戦争に負け、無条件降服(降伏)をしてしまったのであって、戦後に国際社会へ復帰したからと言えど、勝者と同じ土俵に上がったと考えるのはやはり、まだ無理がある。日本は奥ゆかしさを捨てて、普通の国になり、当時の列強国の行為も非難し自分自身を相対的に守る論理を展開しても間違いではあるまい。

しかし、総合的に考えて田母神氏の言い分は、そのような奥ゆかしさを超えた上での論理の展開を遥かに超えており、やはり特殊な環境で特殊な教育を受けてきた人間だと言わざるを得ない。そのため現職の幕僚長として、あのような論文を発表したことは非難に値すると思えるが、退職金を自主返納せよとの言い方は責められすぎであり、賛成はできかねる。

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2008年11月 2日 (日)

W650も生産中止だ。

KAWASAKIのW650は購入候補として気になるバイクだったが、いつのまにか生産中止になった。いまなら、店に在庫があるだろうから買い時ではあろうけれど.....メーカーとしては、市場が成熟してこれ以上売れなくなったという判断なのだろう。空冷エンジンのバイクを現代の排ガス規制に対応可能なようにコストをかけて設計、生産するのがおそらく困難なのだ。CB750にしろW650にしろ空冷エンジンのバイクは古すぎると言うことなのだろうが、少し寂しい気がする。YAMAHA XJR1300も、空冷であるが故に一部のライダーから支持はあるにしても、いずれ排ガスの問題から水冷モデルに変更される運命なのではなかろうか。
今後の空冷エンジンバイクの運命を注視していきたい。

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